ブックギフト活動報告

2018年12月31日

第11回ブック・ギフト、今年度も3地区で開催、 58名の留学生から応募

in Tokyo/平成30年12月2日、in Kansai/平成30年12月2日、in Nagoya/平成30年12月14日

ブック・ギフト活動は、浄土宗平和協会(JPA)の主要な活動の一つで、今年も東京、関西(京都)、名古屋地区で実施された。東京都、愛知県、関西圏の大学に通学する私費留学生が、与えられた小論文課題に日本語で応募し、審査に通れば2万円以内の希望する図書を受領できるというもの。3地区合計で58名からの応募があった。

12月上旬には、東京(大本山増上寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)、関西(大本山百万遍知恩寺)の3カ所で、それぞれ授与式が行われた。授与式に参加した学生は、3会場で合計45人、嬉しそうに受け取る姿が印象的だった。本年度の応募の条件である作文のテーマは、「日本を留学先に選んだ理由」。外国人とは思えない流ちょうな日本語で書かれたレポートが集まった。

12月2日に贈呈式行われた東京会場では、青山学院大学、中央大学など7の大学から11人の応募があり、増上寺大殿で、希望図書を受け取った。国籍別では中国9名、韓国1名、香港1名。

関西会場は、大阪大学が3人、京都大学、大阪大学2人12大学から20人の応募があった。12月2日の贈呈式は大本山百万遍知恩寺で行われ、中国15名、ベトナム3名、韓国1名、カナダ1名の受賞者には、福原隆善台下が直々に希望図書を贈呈され、御影堂で数珠繰りなども体験した。

名古屋会場では、ベトナム8名、中国7名、ウズベキスタン4名、ネパール4名、韓国2名、フィリピン1名、タイ1名、合計27人の留学生から応募があった。日本福祉大学、名古屋経済大学など7校からの応募で、12月14日、建中寺本堂で、図書を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。

三ヵ所全体で、大学院生29人、学部生28人、研究生1人、各会場で昨年に引き続いて応募した、という声が多く聞かれた。


百万遍知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの授与式