ブックギフト活動報告

2016年12月14日

第9回ブックギフト、39名の受賞者に希望図書を贈る

in Tokyo/平成28年12月4日、in Kansai/平成28年12月4日、in Nagoya/平成28年12月11日

ブック・ギフト活動は、浄土宗平和協会(JPA)の主要な活動の一つで、今年も東京、関西(京都)、名古屋地区で実施された。東京都、愛知県、関西圏の大学に通学する私費留学生に、日本語でレポートを書けば、1万5千円以内の希望する図書を受領できるというもので、12月上旬に、東京(大本山増上寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)、関西(大本山百万遍知恩寺)の3カ所で、それぞれ授与式が行われた。希望図書を授与された学生は、3会場で合計39人、嬉しそうに受け取る姿が印象的だった。本年度の応募の条件である作文のテーマは、「日本に来て思うこと」。外国人とは思えない流ちょうな日本語で書かれたレポートが集まった。

12月4日に贈呈式行われた東京会場では、東京芸術大、一橋大など9の大学から11人の応募があり、増上寺大殿で、希望図書を受け取った。国籍別では中国7人、韓国2人、アメリカ1人、タイ1人。

関西会場は、大阪大学が3人、佛教大学3人、関西大学2人など13大学から19人の応募があった。12月4日の贈呈式は大本山百万遍知恩寺で行われ、中国13人、韓国2人、ベトナム2人、マレーシア2人の受賞者には、福原隆善台下が直々に希望図書を贈呈され、御影堂で数珠繰りなども体験した。

名古屋会場では、中国6人、台湾2人、インドネシア1人、合計9人の留学生から応募があった。名古屋大3人など7校からの応募で、12月14日、建中寺本堂で、図書を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。  三ヵ所全体で、大学院生24人、学部生13人、研究生2人、各会場で昨年に引き続いて応募した、という声が多く聞かれた。

大本山知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの受賞者

大本山知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの受賞者