浄土宗平和賞活動報告

2015年05月21日

第7回浄土宗平和賞、應典院寺町倶楽部が受賞

成27年5月11日 京都

浄土宗平和協会平成27年度総会は5月11日、宗務庁(京都)講堂で行われ、その席上、「第7回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。

今回受賞したのは、市民活動・芸術文化活動を支援するNPOである應典院寺町倶楽部。1997年に再建された大阪教区の「葬式をしない寺」應典院は、劇場型の本堂ホールや研修室、オープンスペースなどを有する、ユニークな文化施設として広く市民に親しまれている。應典院寺町倶楽部は、應典院と協同しながら、教育や福祉、芸術文化など人間らしく生きていく上でなくてはならない「いのち」の実践を積極的に進め、新しい時代のお寺としてトライアルを続けてきたことが、今回の受賞となった。

受賞した應典院寺町倶楽部の齋藤佳津子・事務局次長に賞状と賞金50万円の目録、秋田光彦・應典院住職にレリーフが、浄土門主・伊藤唯眞猊下から授与された。伊藤猊下は「多くの人と手を取り合い、應典院を中心にした新しい文化圏を開拓することに尽くされた」と祝辞を贈った。

伊藤唯眞猊下より表彰される應典院住職・秋田光彦師と
應典院寺町倶楽部事務局次長・齋藤佳津子さん