ブックギフト活動報告

2021年01月15日

ブックギフト2020報告 宮城、福岡でも募集を開始、今回は合計で54名から応募

in Tokyo/令和2年12月5日、in Kansai/令和元2年12月13日、in Nagoya/令和2年12月13日、in Fukuoka/令和2年12月6日

 浄土宗平和協会の主事業の一つである私費留学生図書支援ブックギフト、今年度は合計54人の留学生が希望する図書を受け取った。今回から、東京、京都、名古屋に加え、宮城、福岡でも事業を開始、計5ヶ所で募集活動を行なった。残念ながら、宮城での応募はなかったものの、福岡では1名のみではあったが応募があり、来年以降の事業の広がりに希望が見えた。
 今回の小論文のテーマは「私の心を豊かにするもの」。家族や趣味に関することなど私的な日常を描いたものや、母国への思いや留学してからの人との交流などに思いを馳せたものなど、さまざまな心温まるエピソードが綴られた小論文が寄せられた。
 12月初旬から中旬にかけて、コロナ禍の中、4地区において授与式を実施、感染対策を施しつつ、希望図書を応募者の手元に無事届けることができた。今年は例年とは違い、応募者には事前の健康観察をお願いするとともに、事情があって授与式を欠席した場合でも、希望図書を自宅に届ける特例措置を取り、応募者全員に図書を授与することにした。
 今回の傾向として、大学院生からの応募が多く、4会場合計で、大学院生36人、学部生17人、専門学校生1人だった。また、昨年に引き続いて応募したという声も多く聞かれ、特に東京、京都、名古屋地区でのブックギフト事業の浸透度がうかがえた。

増上寺でのブック・ギフトin Tokyoの様子