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NYグラウンドゼロで平和の祈りを捧げる旅(第8回スタディツアー)

2014.09.18

平成26年9月1日から9日間

NYグラウンドゼロで平和の祈りを捧げ、アメリカで宗教を学ぶ―9月1日から9日まで、浄土宗平和協会は恒例のスタディーツアーを行った。 今回は、カルフォルニア大学バークレー校マーク・プラム教授のアドバイスで、ニューヨークの9・11アメリカ同時多発テロ事件で破壊された貿易センタービル跡のグラウンドゼロでの法要、ボストンのハーバード大学での講義、カリフォルニア大学での講義を中心に行程を組んだ。ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコを回り、アメリカの宗教事情を垣間見た。仏教系の諸宗派が、想像以上に活動しているのことなど参加者はそれぞれに米国宗教事情を体験した。

グラウンド・ゼロでの祈り

第6回浄土宗平和賞、浜○かふぇ(福島教区浜通り組青年会)が受賞

2014.05.30

平成26年5月20日 東京

浄土宗平和協会平成26年度総会は5月20日、宗務庁(東京)第一会議室で行われ、その席上、「第6回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。今回受賞したのは、2011・3・11東日本大震災で、自らも被災しながらも、「浜○かふぇ」と題して、仮設住宅などで巡回カフェを実施している福島教区浜通り組青年会(馬目一浩会長)。同青年会は、3・11以降、毎週水曜日に巡回カフェを開催。活動は平成23年度28回、24年度47回、25年度41回(約50会場)に及び、カフェにあわせて落語会、音楽会など各種イベントを開催し、避難住民の憩いの場、として、また住民の不安や様々な生活上の問題を傾聴する場となっている。浄平協は決定理由として「原発事故はその収束にかなりの時間を要することが見込まれるなか、今後とも被災住民のための継続的な活動を期待して、理事の総意として平和賞に決定した」としている。プレゼンターの荻野順雄浄平協理事長より、賞状、副賞の彫金レリーフ(日展参与三橋國民氏制作)、副賞50万円の目録を授与された。

荻野理事長と浜○かふぇのメンバー

第6回ブックギフト、新たに名古屋でも実施

2013.12.31

in Tokyo/平成25年11月30日、in Kansai/平成25年12月1日、in Nagoya/平成25年12月22日

私費留学生に希望の図書を贈呈する第6回ブック・ギフトは、11月から12月にかけて、東京(大本山増上寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)、関西(大本山百万遍知恩寺)の3カ所で行われた。3会場で合計66人の留学生が、嬉しそうに希望図書を受け取った。

ブック・ギフト活動は、浄平協の主要な活動の一つで、今年から新たに名古屋地区で実施された。東京都、愛知県、関西圏の大学に通学する私費留学生に、日本語でレポートを書けば、1万円以内の希望する図書を受領できる、というもの。本年度の作文のテーマは、「日本で学んで好かったと思う時」、外国人とは思えない流ちょうな日本語で書かれたレポートが集まった(別掲記事参照)。

11月30日に贈呈式行われた東京会場では、東京大、立教大など10の大学から18人の応募があり、増上寺大殿で、荻野順雄浄平協理事長から図書を受け取った。国籍別では中国14人、韓国2人、台湾1人。12月1日の関西会場は、百万遍知恩寺で行われ、37人の応募があった。京都大学が9人、大阪大学5人、佛教大学4人などで、東アジアだけでなくインド、スリランカ、ベトナム、モンゴル、マレーシアなどからも応募があり、服部法丸台下より、直接、図書を受け取ったほか、御影堂で数珠繰りなどを体験した。

今回初めての開催となる名古屋会場では、初回にも関わらず中国ほかネパール、インドなどの留学生12人の応募があった。名古屋大、愛知県立芸術大など5校からの応募で、12月22日、建中寺本堂で荻野理事長より、本を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。全体で、大学院生46人、学部生17人、研究生3人。

大本山増上寺大殿でのブック・ギフトin Tokyoの受賞者

第5回浄土宗平和賞、中野見夫師(尾張教区観音寺住職)が受賞

2013.05.27

平成25年5月17日 京都

浄土宗平和協会平成25年度総会は5月17日、宗務庁(京都)講堂で行われ、その席上、「第5回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。今回受賞したのは、1970年、長男を水難事故で亡くし、あいつぐ水難事故の防止を訴え市民運動を続け、行政側に対し柵のない水路に管理責任を認めさせるなど地道な活動を続けてきた尾張教区観音寺(一宮市)住職中野見夫師、プレゼンターの大本山百万遍知恩寺法主服部法丸台下より、賞状、副賞の彫金レリーフ(日展参与三橋國民氏制作)、副賞50万円の目録を授与された。

浄土宗平和賞は、社会参加する寺院、住職を顕彰しようと、平成21年より設けられた。選考は、4月に行われた浄平協理事会で、推薦された3件(団体、個人)より、選抜された。

今回受賞した中野師は昭和14年生まれ、中学教諭退職後、観音寺住職。1970年に当時3歳の長男を水難事故で亡くした。当時、柵のない水路が当たり前の時代、こうした柵のない水路で水難事故が相次いだため、「柵作り」の市民運動を立ち上げ、一宮市では全国に先駆け柵作りに取り組むこととなった。この運動は全国に波及し、それまで親の責任とされていた水難事故も、行政側の管理責任が問われるようになった。危険箇所調査や安全パトロールを催し「子どもの安全と健康を守る会」として40年に渡り活動している。この運動により保守的な土地に市民意識を目覚めさせる結果にも繋がっていった。

子どもたちの生存権を守るため、行政等と連携し環境の整備に努めると共に、生きるものすべての生存権を奪う戦争のない世界にするための「憲法九条を守る運動」や子どもたちに戦争の悲惨さを伝える公演など各種市民団体とも連携して「いのち」と「平和」の大切さをテーマに精力的に活動している。平成16年には第52回中日社会功労賞を受賞。

服部台下より表彰される中野師

釈尊降誕の地、涅槃の地を訪ねる(第7回スタディツアー)

2013.02.28

平成25年2月13日から8日間

浄土宗平和協会は、「釈尊誕生の地・涅槃の地を訪ねカースト差別の現実を学ぶ旅」と題して荻野順雄団長、深谷雅子副団長のもと総勢14名、2013年2月18日~25日の8日間、第7回スタディツアーを行いました。今回のスタディツアーでは、浄平協の支援団体である「IMADR」(反差別国際運動)と、この団体が現地ネパールで支援している「FEDO」(フェミニスト・ダリット協会=本部カトマンドゥ)が活動しているネパール南東部ビルガンジのパルサ支部の活動を視察いたしました。また、仏跡には釈尊涅槃の地インドクシナガラと誕生の地ネパールルンビニへの荻野団長導師による参拝。首都カトマンドゥ近郊に点在するヒンドゥー教寺院や巨大なストゥーパが有名な仏教寺院へも参拝・観光をいたしました。

FEDOパルサ支部の村人と共に

第5回ブックギフト、東西42名に希望図書を贈呈

2012.12.19

in Tokyo/平成24年12月2日、in Kansai/平成24年12月9日

第5回ブックギフトin Tokyo、第2回ブックギフトin Kansaiは、12月初旬、東京・増上寺、京都・百万遍知恩寺でおこなわれ、東京・京都の2会場で計42人の応募があり、33人の留学生が、希望する本を受け取った(5人は贈呈式欠席のため、所定の場所に本を取りに来てもらう)。

ブックギフト活動は、浄平協の主要な活動の一つで、東京圏、関西圏の大学、大学院に通学する私費留学生に、1万円以内の希望する図書を贈呈するもの。本年度の課題作文のテーマは、「私の好きな日本の風景」。日本に来て数年間、訪れた場所の印象などを書き記した課題レポートが集まった(別掲記事参照)。東京会場では、東京大学など14の大学から応募者が集まった。国籍別の内訳は、中国20人、韓国4人、台湾1人、香港(英国)1人。増上寺大殿で奉告法要をおこなったあと荻野順雄浄平協理事長から、応募者を代表して金月仙さん(中国)が、希望図書を受け取った。また、関西会場では、知恩寺御影堂で、参加者とともにお念仏、一枚起請文を称え、百万遍数珠くりを、参加者とともに行った。衆会堂で、大本山服部法丸台下より、希望の図書を受け取り、また、勤息執事より、寺の由来などを聞いた。関西会場の応募者は、大阪大学など6校より、中国10人、韓国2人、ベトナム3人だった。

大本山増上寺大殿でのブック・ギフトin Tokyoの授与式

第4回浄土宗平和賞、社会慈業委員会(ひとさじの会)が受賞

2012.05.27

平成24年5月17日 東京

浄土宗平和協会総会は、5月17日に宗務庁・東京の第一会議室で開催され、その席上「第4回浄土宗平和賞」の贈呈式が行われ、東京・浅草を中心に路上生活者への葬送支援、生活支援などの活動をしている社会慈業委員会(ひとさじの会・渡部教道代表)が受賞しました。

今回の平和賞選考は、全国から応募、推薦のあった団体ならびに、昨年度選考委員会で一定以上の評価があった団体合計9団体から、3月26日の浄平協正副理事長会議で予備選考を行い、3団体を候補と決定し、4月11日の浄平協理事会で、社会慈業委員会(ひとさじの会)に決定しました。

総会の席上、小泉副理事長が、選抜の経緯を説明、浄平協副総裁(大本山光明寺法主)宮林昭彦台下より、賞状、副賞の額装の彫金レリーフ、副賞50万円の目録を渡部代表に手渡されました。

社会慈業委員会(ひとさじの会)は、7年ほどまえから路上生活者炊きだし、葬送支援などを行っていました。2009年にそれら活動メンバーを中心に正式に設立され、浅草を中心に活動を行っています。まず路上生活者の葬送・生活支援。また毎月第1、第3月曜日には、浅草駅周辺でおにぎりなどの配食、併せて衣料品の配布や生活相談も行っています。また、各地の浄土宗青年会などに呼びかけ「米一升運動」などをともに推進するほか、備蓄米の常備を各寺院に呼びかけ、その賞味期限が切れる一年前に回収して、フードバンクなどに提供。また今回の東北大震災でも、ボランティア活動を行っています。

代表の渡部上人は受賞スピーチで「寺の役割とはと真剣に考え、寺を社会に開放し、こんな活動を行っている。今は、僧侶だけでなく、若い檀信徒の方や外国人も参加して活動をしてくれるようになった。これをはげみにしたい」とあいさつされました。

宮林副総裁と受章したひとさじの会の渡部師

第4回ブックギフト、関西でも実施を始める、東西55名に希望図書を贈呈

2011.12.21

in Tokyo/平成23年12月4日、in Kansai/平成23年12月11日

浄土宗平和協会の主事業の一つである私費留学生図書支援ブック・ギフトが、東京とともに新たに京都会場が増え、12月初旬、2カ所で合計55人が希望する図書を受け取った。

ブック・ギフトin Tokyo は、今年で4回目。都内の13大学から応募があった。12月4日欠席者を除き25人が、大本山増上寺大殿に集まり、浄平協副理事長小林正道上人から立教大学大学院生の金晈環(キム・ミンギョン)さんが代表して書籍を受け取った。今年のレポートのテーマは、「日本人の良いところ、悪いところ」、様々な視点から、ハッとするような鋭い指摘がある小論文が目立った。会場を移し、それぞれの図書を贈呈した。土屋正道東京教区教化団長から、印象的なお話を伺った。

ブック・ギフトin Kansaiは12月11日大本山知恩寺に於いて開催され、近畿各地の私費留学生17名が参加した。まず御影堂で小泉副理事長導師のもとお勤めをし、留学生も一緒に一枚起請文を拝読し百万遍数珠繰りを行った。

その後、場所を衆会堂に移し図書贈呈式を執り行った。初めに大本山知恩寺法主・服部法丸台下から、留学生代表鮑嘯軼(ホウ・ショウイツ)さんに希望の図書が贈呈され、激励の言葉がかけられた。続いて小泉副理事長によって、残り16名の留学生に図書が手渡された。図書贈呈後、服部法主台下よりご垂示をいただき、山北人権同和室長らからご挨拶があった。その後、留学生たちを囲んで座談会を行い、各自勉強している内容や、希望図書について語ってもらった。ある学生は、「希望する図書が高額で購入できず、図書館で借りたものには書き込みをしたくてもできなかったが、これで書き込みができる」と喜びの声を口にしていた。

また留学生たちは一様に「自身の研究・勉学を活かして世界平和に貢献したい」と希望を述べていた。

 

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大本山知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの授与式

第3回浄土宗平和賞、海外の教育支援事業を推進する「テラ・ネット」が受賞

2011.06.10

平成23年6月6日 京都

新装なった和順会館の和順ホールにて、浄土宗平和協会の平成23年度総会にひき続き、第3回浄土宗平和賞の授賞式が行われた。今回は福岡教区嘉穂組真福寺の副住職・堀眞哲師が代表を務める「テラ・ネット(Terra Net)」が受賞、浄土宗平和協会総裁・浄土門主伊藤唯眞猊下より、賞状・額装彫金レリーフ並びに活動資金として副賞が手渡された。

テラ・ネットは、平成7年の阪神・淡路大震災でボランティア活動を行った佐賀県を中心とする僧侶が中心となって発足したもの。テラ・ネットの「テラ」は、ラテン語で地球、大地の意味、お寺のネットワークでもあり、地球のネットワークも意味し、日本とアジアの橋渡し役として、バングラデシュでの中学校建設などの支援を行ってきた。

授賞式で伊藤唯眞猊下は、「テラ・ネットが初期の目的に向かってますます発展していくことを期待している」と述べられると共に、支え合いの共生社会の実現の重要性を語られた。

 

浄土門主伊藤唯眞猊下から浄土宗平和賞を授与される堀眞哲師

宗教のるつぼ、エルサレムを行く(第6回スタディツアー)

2011.03.01

平成23年2月21日から8日間

宗教のるつぼともいわれるエルサレム、東ローマ帝国の首都で、今はイスラム教の聖地でもあるイスタンブールを訪れる第6回スタディーツアーを行いました。今回は、支援団体である「日本国際ボランティアセンター」、「パレスティナ子どものキャンペーン」が活動するエルサレムで、国際的な問題と化しているパレスティナ問題を現地で体感したことの他、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地で、それぞれの宗教が混在して活動、世界中からそれぞれの宗教の信者が集まる聖地エルサレム(イスラエルの首都)、イエス・キリストの生誕地、旧約聖書のユダの街、そしてパレスティナ自治区の町であるベツレヘムを回るとともに、帰路、黒海・地中海を結ぶボスフォラス海峡に面した歴史の町イスタンブール(トルコ)を観光しました。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の世界三大宗教の聖地であるエルサレムは、一方でパレスチナ民族問題で揺れ、いまも都市の間を民族を分かつ巨大な壁が存在します。イスラエルの空港は過敏なほどセキュリティも厳しく、緊張しました。パレスチナ自治区内の幼稚園を訪ねたり、現地の人たちと食事会をして状況を聞いたり、難民キャンプ(難民村)を訪問したりと、単一民族の日本人には実感できないところもありますが、宗教と民族対立という難しい問題を目の当たりにしました。

スタディーツアーの一場面

第3回ブックギフト in Tokyo、43名に希望図書を贈呈

2010.12.08

平成22年11月28日

私費留学生希望図書支援の第3回ブックギフト in Tokyoの授与式が、11月28日大本山増上寺大殿で行 われた。事業には東京都内の大学、専修学校19校から中国、台湾など4カ国43人の応募があり、授業など で欠席の学生をのぞき41人の私費留学生が、集まった。

大殿では、浄平協副総裁で、大本山光明寺法主の宮林昭彦台下から、日本の仏教についての話を聞き、 希望の本を受け取った。日本仏教の伝統儀礼に、感動する留学生の姿が目立った。

「ブックギフト」は、都内の大学に通う私費留学生の勉学に資するため、希望の図書1万円以内、4冊 までの図書を贈呈する活動。「日本に来て、もっとも感動したこと」をテーマに、日本語で小論文を寄せて 頂き、合計78冊の図書を贈呈した。授与式では、留学生を代表して台湾(中華民国)の胡雅凌さんが、宮林 台下から図書を受け取り、「今後の勉学の励みとしたい」とお礼の言葉を述べた。 来年は、東京での実施はもちろんのこと、関西地区でもこの事業を行えるよう準備を行っている。

 

増上寺大殿で宮林副総裁より希望図書を受け取る留学生

第2回浄土宗平和賞、東京教区山田智之師・森下慎一師が共同受賞

2010.06.18

平成22年6月8日 東京

「浄土宗平和協会」平成22年度総会の席上、第2回浄土宗平和賞の授賞式が行われた。今回の受賞者は各地より推薦を受けた11のエントリーの中から、東京教区城南組魚籃寺の山田智之上人が主宰する「おさかなの家」と浅草組了源寺の森下慎一上人が主宰する「ぞうさんのおうち」が共同受賞、浄土宗平和協会副総裁・大本山光明寺宮林昭彦台下よりそれぞれ賞状・額装彫金レリーフ並びに活動資金として副賞が手渡された。
平和賞は、浄土宗平和協会が行う、平和活動、環境保護活動、福祉活動など公益活動を行う寺院・教師を顕彰するもの。副賞は30万円。
両者共にNPO法人「ファミリーハウス」と連携し、難病を抱える子ども、そしてその家族に宿泊施設を提供し、東京の大学病院などでの高度先進医療の治療を余儀なくされている患者やその家族を支援する活動をされている。

 

宮林台下(中央)と受賞した山田師(左)と森下師(右)

バチカンで行政庁長官と懇談(第5回スタディツアー)

2010.03.01

平成22年2月23日から8日間

第5回目となる浄平協スタディーツアーは、イタリアならびにバチカン法王庁訪問を行いました。カトリックの「諸宗教対話評議会」などのご協力で、ローマ教皇庁でローマ法王に次ぐ高位の枢機卿・法王庁行政庁長官と親しく面会し、平和に関する対話を行ったほか、ローマ郊外のベネディクト派修道院に一泊して、ミサに参加するなど、カトリックの教義と信仰に触れました。 またフィレンツェ、ベネチアなど古都を訪れ、イタリア観光を堪能し、全員元気で帰国しました。

スタディーツアーの一場面

第2回ブックギフト in Tokyo、42名に希望図書を贈呈

2009.11.29

平成21年11月29日

浄土宗平和協会が行う私費留学生希望図書支援事業第2回ブック・ギフト in Tokyo の書籍授与式が、 大本山増上寺(東京都港区)で行われ、6カ国42人が「あなたにとって平和とは」 と題した課題作文を提出、希望の本を、受領した。

 

ブック・ギフト活動は、東京で近年の円高に苦労して勉学に励む世界の私費留学生に対し、1万円以内の 希望する書籍を贈呈し、相互的な国際理解を深め、ひいては共生社会の実現のために行う浄土宗平和 協会の企画。この日は、増上寺大殿に武蔵野大学8人、東京大学7人、立教大学4人、慶応義塾大学3人、 駒沢大学3人、一橋大学2人、早稲田大学2人など都内の大学で学ぶ留学生があつまり、大殿で 荻野理事長が、学生代表者に希望の本を手渡した。

 

儀 式終了後、増上寺会館でJPA事務局により、希望する本をそれぞれ手渡され、すがすがしい留学生の 笑顔が会場にあふれた。

 

増上寺大殿で荻野JPA理事長より希望図書を受け取る留学生

第1回浄土宗平和賞、受賞者はビハーラ僧・大河内大博師

2009.06.09

平成21年6月9日 京都

「社会参加する仏教」を志向し公益活動を行う浄土宗寺院、教師を顕彰し、支援する第1回浄土宗平和賞(浄土宗平和協会主催)が、大阪教区願生寺副住職の大河内大博上人に決定し、宗務庁講堂(京都)で行われた浄土宗平和協会総会(平和の集い)で、浄土宗平和協会総裁・浄土門主坪井俊映猊下から大河内上人へ賞状と副賞が手渡された。
平和賞は、浄土宗平和協会が行う、平和活動、環境保護活動、福祉活動など公益活動を行う寺院・教師を顕彰するもの。副賞は30万円。
大河内さんは、コミュニティ・ビハーラを目指し、超宗派の僧侶が参加したNPO法人ビハーラ21の理事・事務局役として活躍、これまでに数百人のビハーラ僧の育成、緩和ケア病棟に派遣事業などを行っている。

 

浄土門主坪井俊映猊下から浄土宗平和賞を授与される大河内大博師

第1回ブックギフト、75名に希望図書を贈呈

2008.11.30

「ブック・ギフト」の書籍授与式が行われ、都内の大学20校から8カ国75人の応募があり、 「日本の自然、科学技術などに目を見張る」、「日本人の人々の心情に心うたれた」など 数多くの作文「テーマ・私の見た日本」を寄せてくれた留学生が、増上寺大殿に集まった。 希望図書は、多岐にわたり、専門書、辞典、図鑑、コンピューター関連書籍など。

 

増上寺大殿に集まった留学生たち

「チベットに平和を」浄土宗平和協会声明

2008.03.24

平和と共生を追求する浄土宗平和協会(Jodo Shu Peace Association)は、浄土宗唯一の平和団体として、チベット仏教の聖地であるラサ市をはじめ中国各地において、僧侶・市民と治安部隊の衝突により多くの死傷者が出ている深刻な事態に対し、深い憂慮を表明します。この衝突によって命を喪い、また傷ついた人々に対し、悲しみを同じくしております。非暴力を標榜する浄土宗は、いかなる理由があろうとも武力をもって間題の解決をはかることを否定します。私たちは、チベットの人々の苦しみに深い思いをはせております。

有史以来、人類は数多くの争いを繰り返してきました。そして、そこでは多くの人々の「いのち」が奪われ、傷つけられるとともに、遺族たちの悲しみと憎しみを生み出してきました。武力で平和は築けません。武力は怨みを生じ、果てしのない報復の連鎖を生み出します。

仏教の祖釈尊は「人はすべて暴力におびえる。すべての者にとって生命は愛しい。わが身にひきあてて殺してはならない。殺させてはならない」(法句経130)と教えています。チベットの人々は敬虔な仏教徒であり、仏教に帰依しております。その人々に対し、暴力によって問題の解決が図られたことに、私たちはただただ驚くとともに深い憂いを覚えずにはいられません。

日本政府におかれましても関係諸機関とはかり解決への努力を続けられることを念願するものであります。
私たち浄土宗の僧侶、信徒は、暴力のない、人間同士が信じ合い、愛し合い、助け合う共生の世界が一日も早く来るように望んでやみません。

合掌

カースト制度の現実を学ぶ旅(第4回スタディツアー・インド)

2008.01.28

平成20年1月28日から8日間

4回目の今回は平和念仏募金の浄財により支援している反差別国際運動(本部・東京=IMADR)の 活動を南インドの村で学んだほか、デカン高原に仏教美術の精華エローラ、アジャンタの両 石窟寺院(いずれも世界遺産)を訪れました
参加の会員ら17人は、カースト制度の深い現実を目の当たりにし、また古代仏教遺産のすばらしさに 感銘を受けました。
ツアーでは「職業と世系による差別」の撤廃を求める活動に取り組むIMADRの事務局長・森原 秀樹さんに同行いただき、インド四大都市の一つチェンナイ(旧マドラス)郊外にある 農村教育開発協会(SRED)を訪れ、インド・カースト制度、特に同制度のもとで 「不可触賊民」として深い差別を受ける「ダリット」と呼ばれる人々の生活と文化、 成長するインド社会にもかかわらず貧困にあえぐ現実を知ることができました。

 

スタディーツアーの一場面

ミャンマーでの寺子屋視察(第3回スタディツアー・ミャンマー)

2006.01.30

平成18年1月30日から6日間

仏教を深く進行する国民の多いミャンマー(旧ビルマ)に、浄土宗平和協会は、第3回スタディツアーを行った。 今回は財団法人浄土宗報恩明照会(金田進徳理事長)の協力で、同財団が事業として進める寺子屋の開校式と 浄土宗平和協会主催の終戦60周年平和法要がその中心となった。両会の理事長をはじめとする21名が全国から 参加した。

 

浄土宗平和協会は、平和法要を首都ヤンゴン郊外の日本人墓地で行った。「諸精霊の菩提に資助し、 厳かに追悼の誠を捧げ、世界の恒久平和の誓いを奉らんと欲す。」理事長・長島善雄師の訴えかける ような声が、「ビルマ平和記念碑」に響きわたった。平和法要は花輪を捧げ、長島師を導師に、 報恩明照会理事長らが中止となってつとめられた。
極楽に舞う花びらを模した散華を、一行のうちの僧侶が礼讃を唱えながら散らす散華行通も行った。

 

また、浄土宗報恩明照会が進めるミャンマー北部マンダレー郊外の寺子屋の落成式にも出席し、 ミャンマーの子どもたちとの交流を行ったほか、同国で医療活動を行うNGO国際医療奉仕団ジャパン ハート代表、吉岡秀人氏の報告会もあり、医療過疎や貧困からくる目を覆いたくなる症例や 医療の実態を学んだ。