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第1回平和作文コンクールを開催

2020.04.21

第1回平和作文コンクールを開催

浄土宗平和協会では、浄土宗宗立・宗門高等学校に在籍している生徒を対象にした、第1回平和作文コンクールを開催した。

本事業は、次代を担う高校生の「平和」への想いや考え等々を知り、浄土宗寺院ならびに教師が、若い世代に対し「平和」について働きかけるために今後取り組むべきことを見つけることを目的として、本年度に創案されたもの。

昨年 7 月に、今回は芝高等学校、東海学園高等学校、東山高等学校、上宮高等学校、鎮西高等学校、真和高等学校、樹徳高等学校、京都文教高等学校の8校を対象に募集、「平和への想い」をテーマにした作文が 51 作品寄せられた。

応募作品に対し、東山高等学校校長代行・福地信也先生を審査委員長に、正副理事長、事務局長の 5 名で厳正に審査をした結果、総裁賞1名、副総裁賞2名、理事長賞2名、学校賞1校を決定した。

表彰は、該当生徒が在籍する高等学校において、学校長から栄誉を讃え表彰状を授与していただき、応募者全員に参加賞を配布した。
今号では、全受賞作品を掲載し顕彰すると共に、趣旨の通り高校生の「平和」への想いや考えに触れていただければ幸いである。

 

 

 

 

応募状況

  • ・真和高等学校………24作品
  • ・樹徳高等学校………20作品
  • ・芝高等学校…………6作品
  • ・京都文教高等学校…1作品

審査結果

  • ・総裁賞(1名)
    真和高等学校1年生・味園結璃さん
  • ・副総裁賞(2名)
    京都文教高等学校3年生・山本芽衣さん
    芝高等学校2年生・川野眞雅さん
  • ・理事長賞(2名)
    樹徳高等学校3年生・天笠夢莉さん
    真和高等学校2年生・小林 翠さん
  • ・学校賞(1校)
    真和高等学校

第12回ブック・ギフト、「平和への想い」を綴り、今年は28名から応募

2019.12.28

in Tokyo/令和元年12月8日、in Kansai/令和元年12月15日、in Nagoya/令和元年12月15日

 浄土宗平和協会の主事業の一つである私費留学生図書支援ブック・ギフトが、今年も東京、関西(京都)、名古屋地区で開催され、12月初旬、3カ所で合計28人が希望する図書を受け取った。今年の小論文のテーマは「平和への想い」。留学生らしく、各国の価値観を思わせるそれぞれの「平和」を綴った小論文に、気づかされることが多くあった。
 ブック・ギフトin Tokyo は、今年で12回目。都内の3大学から4名の応募があった。12月8日の図書授与式は、大本山増上寺大殿にて行われ、法要では大本山増上寺執事・井澤隆明師に導師をお勤めいただき、今後も勉学に励まれるようにと激励のお言葉を述べられた。国際仏教学大学・張美僑さんから留学生を代表してお礼の言葉があった。広瀬卓爾浄平協理事長からは、一人でも多くの留学生が参加されるよう、声をかけてほしいと要請などを話された。
 ブック・ギフトin Kansaiは12月15日大本山百萬遍知恩寺に於いて開催され、近畿各地の私費留学生15名が参加した。7大学からの応募があったにも関わらず、全てが中国から留学生という珍しい応募状況であった。当日は御影堂でお勤めをし、留学生も一緒に一枚起請文を拝読し百万遍数珠繰りを行った。その後、場所を移し図書贈呈式を執り行った。大本山百萬遍知恩寺法主・福原隆善台下より、留学生一人ひとりに希望の図書が贈呈され、激励の言葉がかけられた。陳泓宇さんのお礼の言葉に続いて、山北光彦浄平協副理事長からご挨拶があった。
 ブック・ギフトin Nagoyaでは、ベトナム3名、中国3名、ウズベキスタン1名、韓国1名、ペルー1名と5カ国5大学9名の留学生から応募があった。12月15日、建中寺本堂での授与式では、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した後、村上真瑞建中寺住職に導師をお勤めいただき法要を行なった。その後、村上師より留学生一人ひとりに希望図書を贈呈いただいた。ザキロヴ・ディルショドベックさんのお礼の言葉、広瀬卓爾浄平協理事長の挨拶の後、深谷雅子浄平協副理事長を中心に、輪になって歓談を行った。
 三ヵ所合計で、大学院生15人、学部生13人、各会場で昨年に引き続いて応募した、という声が多く聞かれた。ある学生は、「希望する図書が高額で購入できず、図書館で借りたものには書き込みをしたくてもできなかったが、これで書き込みができる」と喜びの声を口にしていた。

建中寺でのブック・ギフトin Nagoyaの受賞者

第11回浄土宗平和賞、途上国の支援活動を評価し「カワセミクラブ」に

2019.05.15

令和元年5月14日 京都

浄土宗平和協会令和元年度総会は5月14日、宗務庁(京都)で行われ、平成30年度の事業・会計報告、令和元年度の事業計画・会計予算などが審議、承認された。
総会の席上、「第11回浄土宗平和賞」の授賞式も行われた。今回受賞したのは、途上国の支援活動を行う「カワセミクラブ」。カワセミクラブは、小泉顕雄師(京都教区・教伝寺)が2014年に設立。小泉師のフィリピンの貧困層に対する個人的な支援に始まり、活動が広がりをみせるに連れ、浄土宗教師や檀信徒を巻き込みながら、組織化し、カワセミクラブへと発展していく。それに伴い、活動の対象も個人から共同体へ、また支援内容も物資の提供による支援から、当事者の自立支援へと変化していき、現在では地元の園部高の生徒たちを派遣し、現地で交流する企画も実施している。
授賞式では、浄土門主・伊藤唯眞猊下の代理として大本山百萬遍知恩寺法主・福原隆善台下が、小泉師に賞状を手渡した。小泉師は「支援を続けることで交流が生まれ、私自身がたくさんの喜びをもらっている」と、人と人がふれあう、地域に根差した海外支援のやりがいを語った。
浄土宗平和賞は、社会参加する寺院、住職、団体を顕彰しようと、平成21年より設けられた。選考は、3月に行われた浄平協理事会に実施され、カワセミクラブに決定された。

福原隆善台下より表彰状を授与される小泉顕雄師

第11回ブック・ギフト、今年度も3地区で開催、 58名の留学生から応募

2018.12.31

in Tokyo/平成30年12月2日、in Kansai/平成30年12月2日、in Nagoya/平成30年12月14日

ブック・ギフト活動は、浄土宗平和協会(JPA)の主要な活動の一つで、今年も東京、関西(京都)、名古屋地区で実施された。東京都、愛知県、関西圏の大学に通学する私費留学生が、与えられた小論文課題に日本語で応募し、審査に通れば2万円以内の希望する図書を受領できるというもの。3地区合計で58名からの応募があった。

12月上旬には、東京(大本山増上寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)、関西(大本山百万遍知恩寺)の3カ所で、それぞれ授与式が行われた。授与式に参加した学生は、3会場で合計45人、嬉しそうに受け取る姿が印象的だった。本年度の応募の条件である作文のテーマは、「日本を留学先に選んだ理由」。外国人とは思えない流ちょうな日本語で書かれたレポートが集まった。

12月2日に贈呈式行われた東京会場では、青山学院大学、中央大学など7の大学から11人の応募があり、増上寺大殿で、希望図書を受け取った。国籍別では中国9名、韓国1名、香港1名。

関西会場は、大阪大学が3人、京都大学、大阪大学2人12大学から20人の応募があった。12月2日の贈呈式は大本山百万遍知恩寺で行われ、中国15名、ベトナム3名、韓国1名、カナダ1名の受賞者には、福原隆善台下が直々に希望図書を贈呈され、御影堂で数珠繰りなども体験した。

名古屋会場では、ベトナム8名、中国7名、ウズベキスタン4名、ネパール4名、韓国2名、フィリピン1名、タイ1名、合計27人の留学生から応募があった。日本福祉大学、名古屋経済大学など7校からの応募で、12月14日、建中寺本堂で、図書を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。

三ヵ所全体で、大学院生29人、学部生28人、研究生1人、各会場で昨年に引き続いて応募した、という声が多く聞かれた。


百万遍知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの授与式

浄土宗平和協会の「平和念仏募金」は、世界のこんなところで活用されています

2018.09.18

日本国際ボランティアセンター(JVC)

地域住民の自立を目指した農村開発等を進めるNGO。ラオス・カムアン県における持続的な農業および 森林管理プロジェクトを浄土宗平和協会が支援。主に農村開拓として、森林保全や農業・生活改善活動実施 のための交通費、宿泊費などに充当。

 

パレスチナ子どものキャンペーン

パレスチナの子どもたちへの人道的支援を続けるNGO。浄土宗平和協会の支援は、パレスチナ難民 キャンプの子どもたちの教育支援として、補習クラスの教材費、指導員の人件費に充てられる。

 

反差別国際運動

世界から一切の差別撤廃を目指す国際NGO。インド・ダリット子どもデイケアセンター・プロジェクトを 浄土宗平和協会が支援。デイケアセンター6軒分の運営費、デイケアセンター1軒分の新規建設費用に充当。

 

デイケアセンターに通う子どもたち(写真提供・反差別国際運動IMADR)

 

シャンティ国際ボランティア会(SVA)

アジアにおける教育・文化活動を通じて平和な車界の実現を目指すNGO。浄土宗平和協会の支援は、 ミャンマー(ビルマ)難民キャンプにおける図書館活動として、カレン語の絵本印刷費(1タイトル)・ 図書館運営費・スタッフ人件費の一部に充てられる。

 

ジュマ・ネット

チッタゴン丘陵地帯の平和づくりを目指すNGO。浄土宗平和協会の支援は、チッタゴン丘陵地帯 カグラチャリ県紛争被害を受けた青少年への教育支援として、教育支援(奨学金配布費用)、 紛争被害者支援のための調査活動、現地協力団体の事業管理費に充てられる。

第10回ブックギフト、平和の橋渡しをする留学生46名に希望図書を贈呈

2017.12.10

in Tokyo/平成29年12月10日、in Kansai/平成29年12月3日、in Nagoya/平成29年12月17日

平成29年5月現在、独立行政法人日本学生支援機構の統計によると、日本で学ぶ外国人留学生は約26.7万人、そのうちおおよそ95%の25.4万人が学費、生活費を自ら支弁する私費留学生である。

浄土宗平和協会(JPA)のブック・ギフト事業は主要な活動の一つで、東京都、愛知県、関西圏の大学に通学する私費留学生に対し、日本語でレポートを書けば、1万5千円以内の希望する研究書、辞典類など勉学に必要な高価な書籍を中心にプレゼントしようというもの。

この事業は、物価高の日本で生活費など苦労しながら勉強する留学生の姿を見て、帰国後はそれぞれの国と日本の橋渡しとなり平和に貢献してくれるにちがいないという希望を持って、行われていたある篤志家の意思を引き継いで、協会の顔となる事業として行ってきたもので、今年度でちょうど10周年を迎えた。

2017年のブック・ギフトは、12月上旬に東京(大本山増上寺)、関西(大本山百万遍知恩寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)の3カ所で、それぞれ授与式が行われた。東京・関西・名古屋の3会場で計46人の応募があり、希望する本を受け取った。本年度の課題作文のテーマは、「あなたにとって印象的な日本人」。日本に来て数年間、出会った人々との心温まるエピソードなどを書き記した課題レポートが集まった。

12月10日に贈呈式行われた東京会場では、中央大学、青山学院大学など8の大学から16人の応募があり、増上寺大殿で奉告法要をおこなったあと川副春海浄平協理事長から、応募者を代表して安憲永さん(韓国)が、希望図書を受け取った。国籍別では中国13人、韓国3人。

関西会場は、大阪大学、関西大学など13大学から25人の応募があった。12月3日の贈呈式は大本山百万遍知恩寺で行われ、中国17名、韓国2名、ベトナム2名、インドネシア2名、マレーシア1名、香港1名の受賞者は、御影堂で百万遍数珠くりなどを体験した後、福原隆善台下が直々に希望図書を贈呈された。

名古屋会場では、中国2名、ベトナム2名、韓国1名の合計5人の留学生から応募があった。名古屋大学、名古屋工業大学からの応募で、12月17日、建中寺本堂で、希望図書を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。

 大本山増上寺でのブック・ギフトin Tokyoの授与式
大本山増上寺でのブック・ギフトin Tokyoの授与式

第9回浄土宗平和賞、近江米一升運動の「滋賀教区浄土宗青年会」が受賞

2017.05.21

平成29年5月11日 東京

浄土宗平和協会平成29年度総会は5月11日、浄土宗教化研修会館(京都)で行われ、その席上、「第9浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。

今回受賞したのは、滋賀県内の浄土宗寺院にお供えされた米を喜捨いただき、生活困窮者に送る「近江米一升運動」を実践する滋賀教区浄土宗青年会。滋賀教区浄土宗青年会では宗祖法然上人の教えである「万民救済」を具現化するための社会貢献として「近江米一升運動」に取り組んで来ており、他にも「おくりふだ」頒布事業、「ともいきECO活動」も行っている。

この活動は、2010年1月に開始され、翌2011年3月に東日本大震災が発生して以後は、被災地の支援活動へと広がりをみせてきた。その意義は、寺院がこれまで培ってきた寺檀関係と教区という寺院相互の関係という伝統的な信頼関係を活かし、活動を創出したことであり、寺院の社会貢献活動の一つのモデルとなったことなども評価され、理事の総意として第9回浄土宗平和賞授賞者とすることで決定した。

授賞式では、本山知恩院門跡・伊藤唯眞猊下より表彰状が手渡され、御垂示の中では「慈悲の心に基づいた活動である」と、同活動をご評価いただいた。

浄土宗平和賞は、社会参加する寺院、住職、団体を顕彰しようと、平成21年より設けられた。選考は、4月に行われた浄平協理事会で、推薦された4件(団体、個人)より、選抜された。

伊藤唯眞猊下から表彰される滋賀教区浄土宗青年会会長・小川直人師
伊藤唯眞猊下から表彰される滋賀教区浄土宗青年会会長・小川直人師

珊瑚礁の島パラオ、太平洋戦争犠牲者慰霊の旅(第9回スタディツアー)

2017.02.10

平成29年1月30日から5日間

浄平協の主要事業のであるスタディツアーは、隔年で開催してきました。9回目となる今回は、1月30日から2月3日の5日間の日程で、パラオでの戦没者慰霊の旅を企画しました。

パラオには、悲惨な戦争の記憶が、深く刻み込まれています。戦闘からは約70年経過していますが、戦死した人たちを祀る慰霊碑等の他、日本軍陣地や、放棄された戦車、大砲、墜落した航空機の残骸などが残されています。

今回のスタディツアーでは、それらの戦跡を巡りながら、パラオでの戦争犠牲者の極楽往生を祈念し、ガスパンの戦没者慰霊塔、ペリリュー島の西太平洋戦没者の碑において、慰霊法要を行いました。参加者は10名と少人数でのツアーとなりましたが、戦場で犠牲になった全ての人々を追悼し、平和への願いを新たにする大変よい機会となりました。

パラオへのスタディツアー、西太平洋戦没者の碑にて

第9回ブックギフト、39名の受賞者に希望図書を贈る

2016.12.14

in Tokyo/平成28年12月4日、in Kansai/平成28年12月4日、in Nagoya/平成28年12月11日

ブック・ギフト活動は、浄土宗平和協会(JPA)の主要な活動の一つで、今年も東京、関西(京都)、名古屋地区で実施された。東京都、愛知県、関西圏の大学に通学する私費留学生に、日本語でレポートを書けば、1万5千円以内の希望する図書を受領できるというもので、12月上旬に、東京(大本山増上寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)、関西(大本山百万遍知恩寺)の3カ所で、それぞれ授与式が行われた。希望図書を授与された学生は、3会場で合計39人、嬉しそうに受け取る姿が印象的だった。本年度の応募の条件である作文のテーマは、「日本に来て思うこと」。外国人とは思えない流ちょうな日本語で書かれたレポートが集まった。

12月4日に贈呈式行われた東京会場では、東京芸術大、一橋大など9の大学から11人の応募があり、増上寺大殿で、希望図書を受け取った。国籍別では中国7人、韓国2人、アメリカ1人、タイ1人。

関西会場は、大阪大学が3人、佛教大学3人、関西大学2人など13大学から19人の応募があった。12月4日の贈呈式は大本山百万遍知恩寺で行われ、中国13人、韓国2人、ベトナム2人、マレーシア2人の受賞者には、福原隆善台下が直々に希望図書を贈呈され、御影堂で数珠繰りなども体験した。

名古屋会場では、中国6人、台湾2人、インドネシア1人、合計9人の留学生から応募があった。名古屋大3人など7校からの応募で、12月14日、建中寺本堂で、図書を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。  三ヵ所全体で、大学院生24人、学部生13人、研究生2人、各会場で昨年に引き続いて応募した、という声が多く聞かれた。

大本山知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの受賞者
大本山知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの受賞者

第8回浄土宗平和賞、お供えで母子家庭支援「おてらおやつクラブ」が受賞

2016.05.21

平成28年5月11日 東京

浄土宗平和協会平成28年度総会は5月11日、宗務庁(東京)で行われ、その席上、「第8回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。

今回受賞したのは、お寺へのお供え物をひとり親家庭に“おすそわけ”する「おてらおやつクラブ」。お寺にお供えされるさまざまな「おそなえもの」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、全国のひとり親家庭を支援する団体との協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」するという独創的な活動が、今回の受賞となった。

「おてらおやつクラブ」を発案した松島靖朗師は、平成25年5月、大阪市北区のマンションで、「最後にたくさん食べさせてあげられなくてごめんね」というメモを残し、母子の遺体が見つかったニュースをきっかけに、大阪の市民団体に相談。同年10月からひとり親の2家族にお供え物の食料品を送り始めたという。おすそわけを通じ、ご家庭と支援団体との関係性の深まりに寄与し、貧困問題の解決への貢献を目指すという同クラブの趣旨に賛同する寺院は、全国に広がり続けている。

浄土宗平和賞は、社会参加する寺院、住職、団体を顕彰しようと、平成21年より設けられた。選考は、4月に行われた浄平協理事会で、推薦された3件(団体、個人)より、選抜された。

 川副理事長と松島師
川副理事長と松島師

第8回ブックギフトは36名の受賞者に贈呈

2015.12.10

in Tokyo/平成27年11月29日、in Kansai/平成27年12月6日、in Nagoya/平成27年12月13日

私費留学生に希望の図書を贈呈するブック・ギフトは、11月から12月にかけて、東京(大本山増上寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)、関西(大本山百万遍知恩寺)の3カ所で行われた。3会場で合計36人の留学生が、嬉しそうに希望図書を受け取った。ブック・ギフト活動は、浄土宗平和協会(JPA)の主要な活動の一つで、東京都、関西圏、愛知県の大学に通学する私費留学生に、日本語でレポートを書けば、1万円以内の希望する図書を受領できるというもの。本年度の作文のテーマは、「故郷を考える」、外国人とは思えない流ちょうな日本語で書かれたレポートが集まった。

第8回目を数える東京会場の贈呈式は、例年通り大本山増上寺大殿を会場に、11月29日に行われた。青山学院大学、駒澤大学など8大学から12人(1人欠席)の応募があり、川副春海浄平協理事長から図書を受け取った。国籍別では中国9名、台湾1名、タイ1名、フィリピン1名。

第5回目となる関西会場は、12月6日に大本山百万遍知恩寺で行われた。12人の応募者は、京都大学、大阪大学など6大学からの応募で、国籍別では中国8名、ベトナム4名で会った。当日は、福原隆善台下より直接図書を受け取ったほか、御影堂で数珠繰りなどを体験した。

3回目となる名古屋会場では、中国9名、韓国3名の12人の応募があった。名古屋大学、名古屋工業大学など5校からの応募で、12月13日、建中寺本堂で、書籍を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。三ヵ所全体で、大学院生22人、学部生12人、研究生2人。

建中寺でのブック・ギフトin Nagoyaの受賞者

第7回浄土宗平和賞、應典院寺町倶楽部が受賞

2015.05.21

成27年5月11日 京都

浄土宗平和協会平成27年度総会は5月11日、宗務庁(京都)講堂で行われ、その席上、「第7回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。

今回受賞したのは、市民活動・芸術文化活動を支援するNPOである應典院寺町倶楽部。1997年に再建された大阪教区の「葬式をしない寺」應典院は、劇場型の本堂ホールや研修室、オープンスペースなどを有する、ユニークな文化施設として広く市民に親しまれている。應典院寺町倶楽部は、應典院と協同しながら、教育や福祉、芸術文化など人間らしく生きていく上でなくてはならない「いのち」の実践を積極的に進め、新しい時代のお寺としてトライアルを続けてきたことが、今回の受賞となった。

受賞した應典院寺町倶楽部の齋藤佳津子・事務局次長に賞状と賞金50万円の目録、秋田光彦・應典院住職にレリーフが、浄土門主・伊藤唯眞猊下から授与された。伊藤猊下は「多くの人と手を取り合い、應典院を中心にした新しい文化圏を開拓することに尽くされた」と祝辞を贈った。

伊藤唯眞猊下より表彰される應典院住職・秋田光彦師と
應典院寺町倶楽部事務局次長・齋藤佳津子さん

第7回ブックギフト、78名に希望図書を贈呈

2014.12.05

in Tokyo/平成26年11月30日、in Kansai/平成26年12月7日、in Nagoya/平成26年12月21日

私費留学生に希望の図書を贈呈する第7回ブック・ギフトは、11月から12月にかけて、東京(大本山増上寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)、関西(大本山百万遍知恩寺)の3カ所で行われた。3会場で合計78人の留学生が、嬉しそうに希望図書を受け取った。

ブック・ギフト活動は、浄土宗平和協会(JPA)の主要な活動の一つで、東京、関西(京都)、名古屋地区で実施された。東京都、愛知県、関西圏の大学に通学する私費留学生に、日本語でレポートを書けば、一万円以内の希望する図書を受領できる、というもの。本年度の作文のテーマは、「私の留学生活」、外国人とは思えない流ちょうな日本語で書かれたレポートが集まった。

11月30日に贈呈式行われた東京会場では、東京大、立教大など12の大学から23人(1人欠席)の応募があり、増上寺大殿で、荻野順雄浄平協理事長から図書を受け取った。国籍別では中国13人、韓国6人、台湾1人、ベトナム3人。12月1日の関西会場は、百万遍知恩寺で行われ、36人の応募があった。京都大学が16人、大阪大学7人、佛教大学1人などで、東アジアだけでなくインド、スリランカ、ベトナム、モンゴルなどからも応募があり、服部法丸台下より、直接、図書を受け取ったほか、御影堂で数珠繰りなどを体験した。

2回目となる名古屋会場では、中国ほか台湾、ドイツ、インドネシアなどの留学生20人の応募があった。名古屋大8人、愛知淑徳大3人など8校からの応募で、12月21日、建中寺本堂で、本を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。三ヵ所全体で、大学院生54人、学部生20人、研究生3人ほか。

大本山知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの受賞者

NYグラウンドゼロで平和の祈りを捧げる旅(第8回スタディツアー)

2014.09.18

平成26年9月1日から9日間

NYグラウンドゼロで平和の祈りを捧げ、アメリカで宗教を学ぶ―9月1日から9日まで、浄土宗平和協会は恒例のスタディーツアーを行った。 今回は、カルフォルニア大学バークレー校マーク・プラム教授のアドバイスで、ニューヨークの9・11アメリカ同時多発テロ事件で破壊された貿易センタービル跡のグラウンドゼロでの法要、ボストンのハーバード大学での講義、カリフォルニア大学での講義を中心に行程を組んだ。ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコを回り、アメリカの宗教事情を垣間見た。仏教系の諸宗派が、想像以上に活動しているのことなど参加者はそれぞれに米国宗教事情を体験した。

グラウンド・ゼロでの祈り

第6回浄土宗平和賞、浜○かふぇ(福島教区浜通り組青年会)が受賞

2014.05.30

平成26年5月20日 東京

浄土宗平和協会平成26年度総会は5月20日、宗務庁(東京)第一会議室で行われ、その席上、「第6回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。今回受賞したのは、2011・3・11東日本大震災で、自らも被災しながらも、「浜○かふぇ」と題して、仮設住宅などで巡回カフェを実施している福島教区浜通り組青年会(馬目一浩会長)。同青年会は、3・11以降、毎週水曜日に巡回カフェを開催。活動は平成23年度28回、24年度47回、25年度41回(約50会場)に及び、カフェにあわせて落語会、音楽会など各種イベントを開催し、避難住民の憩いの場、として、また住民の不安や様々な生活上の問題を傾聴する場となっている。浄平協は決定理由として「原発事故はその収束にかなりの時間を要することが見込まれるなか、今後とも被災住民のための継続的な活動を期待して、理事の総意として平和賞に決定した」としている。プレゼンターの荻野順雄浄平協理事長より、賞状、副賞の彫金レリーフ(日展参与三橋國民氏制作)、副賞50万円の目録を授与された。

荻野理事長と浜○かふぇのメンバー

第6回ブックギフト、新たに名古屋でも実施

2013.12.31

in Tokyo/平成25年11月30日、in Kansai/平成25年12月1日、in Nagoya/平成25年12月22日

私費留学生に希望の図書を贈呈する第6回ブック・ギフトは、11月から12月にかけて、東京(大本山増上寺)、名古屋(建中寺=名古屋市東区)、関西(大本山百万遍知恩寺)の3カ所で行われた。3会場で合計66人の留学生が、嬉しそうに希望図書を受け取った。

ブック・ギフト活動は、浄平協の主要な活動の一つで、今年から新たに名古屋地区で実施された。東京都、愛知県、関西圏の大学に通学する私費留学生に、日本語でレポートを書けば、1万円以内の希望する図書を受領できる、というもの。本年度の作文のテーマは、「日本で学んで好かったと思う時」、外国人とは思えない流ちょうな日本語で書かれたレポートが集まった(別掲記事参照)。

11月30日に贈呈式行われた東京会場では、東京大、立教大など10の大学から18人の応募があり、増上寺大殿で、荻野順雄浄平協理事長から図書を受け取った。国籍別では中国14人、韓国2人、台湾1人。12月1日の関西会場は、百万遍知恩寺で行われ、37人の応募があった。京都大学が9人、大阪大学5人、佛教大学4人などで、東アジアだけでなくインド、スリランカ、ベトナム、モンゴル、マレーシアなどからも応募があり、服部法丸台下より、直接、図書を受け取ったほか、御影堂で数珠繰りなどを体験した。

今回初めての開催となる名古屋会場では、初回にも関わらず中国ほかネパール、インドなどの留学生12人の応募があった。名古屋大、愛知県立芸術大など5校からの応募で、12月22日、建中寺本堂で荻野理事長より、本を受け取った。その後、建中寺の徳川家墓所を見学したほか、抹茶の接待を受けるなど日本文化の一端を体験した。全体で、大学院生46人、学部生17人、研究生3人。

大本山増上寺大殿でのブック・ギフトin Tokyoの受賞者

第5回浄土宗平和賞、中野見夫師(尾張教区観音寺住職)が受賞

2013.05.27

平成25年5月17日 京都

浄土宗平和協会平成25年度総会は5月17日、宗務庁(京都)講堂で行われ、その席上、「第5回浄土宗平和賞」の授賞式が行われた。今回受賞したのは、1970年、長男を水難事故で亡くし、あいつぐ水難事故の防止を訴え市民運動を続け、行政側に対し柵のない水路に管理責任を認めさせるなど地道な活動を続けてきた尾張教区観音寺(一宮市)住職中野見夫師、プレゼンターの大本山百万遍知恩寺法主服部法丸台下より、賞状、副賞の彫金レリーフ(日展参与三橋國民氏制作)、副賞50万円の目録を授与された。

浄土宗平和賞は、社会参加する寺院、住職を顕彰しようと、平成21年より設けられた。選考は、4月に行われた浄平協理事会で、推薦された3件(団体、個人)より、選抜された。

今回受賞した中野師は昭和14年生まれ、中学教諭退職後、観音寺住職。1970年に当時3歳の長男を水難事故で亡くした。当時、柵のない水路が当たり前の時代、こうした柵のない水路で水難事故が相次いだため、「柵作り」の市民運動を立ち上げ、一宮市では全国に先駆け柵作りに取り組むこととなった。この運動は全国に波及し、それまで親の責任とされていた水難事故も、行政側の管理責任が問われるようになった。危険箇所調査や安全パトロールを催し「子どもの安全と健康を守る会」として40年に渡り活動している。この運動により保守的な土地に市民意識を目覚めさせる結果にも繋がっていった。

子どもたちの生存権を守るため、行政等と連携し環境の整備に努めると共に、生きるものすべての生存権を奪う戦争のない世界にするための「憲法九条を守る運動」や子どもたちに戦争の悲惨さを伝える公演など各種市民団体とも連携して「いのち」と「平和」の大切さをテーマに精力的に活動している。平成16年には第52回中日社会功労賞を受賞。

服部台下より表彰される中野師

釈尊降誕の地、涅槃の地を訪ねる(第7回スタディツアー)

2013.02.28

平成25年2月13日から8日間

浄土宗平和協会は、「釈尊誕生の地・涅槃の地を訪ねカースト差別の現実を学ぶ旅」と題して荻野順雄団長、深谷雅子副団長のもと総勢14名、2013年2月18日~25日の8日間、第7回スタディツアーを行いました。今回のスタディツアーでは、浄平協の支援団体である「IMADR」(反差別国際運動)と、この団体が現地ネパールで支援している「FEDO」(フェミニスト・ダリット協会=本部カトマンドゥ)が活動しているネパール南東部ビルガンジのパルサ支部の活動を視察いたしました。また、仏跡には釈尊涅槃の地インドクシナガラと誕生の地ネパールルンビニへの荻野団長導師による参拝。首都カトマンドゥ近郊に点在するヒンドゥー教寺院や巨大なストゥーパが有名な仏教寺院へも参拝・観光をいたしました。

FEDOパルサ支部の村人と共に

第5回ブックギフト、東西42名に希望図書を贈呈

2012.12.19

in Tokyo/平成24年12月2日、in Kansai/平成24年12月9日

第5回ブックギフトin Tokyo、第2回ブックギフトin Kansaiは、12月初旬、東京・増上寺、京都・百万遍知恩寺でおこなわれ、東京・京都の2会場で計42人の応募があり、33人の留学生が、希望する本を受け取った(5人は贈呈式欠席のため、所定の場所に本を取りに来てもらう)。

ブックギフト活動は、浄平協の主要な活動の一つで、東京圏、関西圏の大学、大学院に通学する私費留学生に、1万円以内の希望する図書を贈呈するもの。本年度の課題作文のテーマは、「私の好きな日本の風景」。日本に来て数年間、訪れた場所の印象などを書き記した課題レポートが集まった(別掲記事参照)。東京会場では、東京大学など14の大学から応募者が集まった。国籍別の内訳は、中国20人、韓国4人、台湾1人、香港(英国)1人。増上寺大殿で奉告法要をおこなったあと荻野順雄浄平協理事長から、応募者を代表して金月仙さん(中国)が、希望図書を受け取った。また、関西会場では、知恩寺御影堂で、参加者とともにお念仏、一枚起請文を称え、百万遍数珠くりを、参加者とともに行った。衆会堂で、大本山服部法丸台下より、希望の図書を受け取り、また、勤息執事より、寺の由来などを聞いた。関西会場の応募者は、大阪大学など6校より、中国10人、韓国2人、ベトナム3人だった。

大本山増上寺大殿でのブック・ギフトin Tokyoの授与式

第4回浄土宗平和賞、社会慈業委員会(ひとさじの会)が受賞

2012.05.27

平成24年5月17日 東京

浄土宗平和協会総会は、5月17日に宗務庁・東京の第一会議室で開催され、その席上「第4回浄土宗平和賞」の贈呈式が行われ、東京・浅草を中心に路上生活者への葬送支援、生活支援などの活動をしている社会慈業委員会(ひとさじの会・渡部教道代表)が受賞しました。

今回の平和賞選考は、全国から応募、推薦のあった団体ならびに、昨年度選考委員会で一定以上の評価があった団体合計9団体から、3月26日の浄平協正副理事長会議で予備選考を行い、3団体を候補と決定し、4月11日の浄平協理事会で、社会慈業委員会(ひとさじの会)に決定しました。

総会の席上、小泉副理事長が、選抜の経緯を説明、浄平協副総裁(大本山光明寺法主)宮林昭彦台下より、賞状、副賞の額装の彫金レリーフ、副賞50万円の目録を渡部代表に手渡されました。

社会慈業委員会(ひとさじの会)は、7年ほどまえから路上生活者炊きだし、葬送支援などを行っていました。2009年にそれら活動メンバーを中心に正式に設立され、浅草を中心に活動を行っています。まず路上生活者の葬送・生活支援。また毎月第1、第3月曜日には、浅草駅周辺でおにぎりなどの配食、併せて衣料品の配布や生活相談も行っています。また、各地の浄土宗青年会などに呼びかけ「米一升運動」などをともに推進するほか、備蓄米の常備を各寺院に呼びかけ、その賞味期限が切れる一年前に回収して、フードバンクなどに提供。また今回の東北大震災でも、ボランティア活動を行っています。

代表の渡部上人は受賞スピーチで「寺の役割とはと真剣に考え、寺を社会に開放し、こんな活動を行っている。今は、僧侶だけでなく、若い檀信徒の方や外国人も参加して活動をしてくれるようになった。これをはげみにしたい」とあいさつされました。

宮林副総裁と受章したひとさじの会の渡部師

第4回ブックギフト、関西でも実施を始める、東西55名に希望図書を贈呈

2011.12.21

in Tokyo/平成23年12月4日、in Kansai/平成23年12月11日

浄土宗平和協会の主事業の一つである私費留学生図書支援ブック・ギフトが、東京とともに新たに京都会場が増え、12月初旬、2カ所で合計55人が希望する図書を受け取った。

ブック・ギフトin Tokyo は、今年で4回目。都内の13大学から応募があった。12月4日欠席者を除き25人が、大本山増上寺大殿に集まり、浄平協副理事長小林正道上人から立教大学大学院生の金晈環(キム・ミンギョン)さんが代表して書籍を受け取った。今年のレポートのテーマは、「日本人の良いところ、悪いところ」、様々な視点から、ハッとするような鋭い指摘がある小論文が目立った。会場を移し、それぞれの図書を贈呈した。土屋正道東京教区教化団長から、印象的なお話を伺った。

ブック・ギフトin Kansaiは12月11日大本山知恩寺に於いて開催され、近畿各地の私費留学生17名が参加した。まず御影堂で小泉副理事長導師のもとお勤めをし、留学生も一緒に一枚起請文を拝読し百万遍数珠繰りを行った。

その後、場所を衆会堂に移し図書贈呈式を執り行った。初めに大本山知恩寺法主・服部法丸台下から、留学生代表鮑嘯軼(ホウ・ショウイツ)さんに希望の図書が贈呈され、激励の言葉がかけられた。続いて小泉副理事長によって、残り16名の留学生に図書が手渡された。図書贈呈後、服部法主台下よりご垂示をいただき、山北人権同和室長らからご挨拶があった。その後、留学生たちを囲んで座談会を行い、各自勉強している内容や、希望図書について語ってもらった。ある学生は、「希望する図書が高額で購入できず、図書館で借りたものには書き込みをしたくてもできなかったが、これで書き込みができる」と喜びの声を口にしていた。

また留学生たちは一様に「自身の研究・勉学を活かして世界平和に貢献したい」と希望を述べていた。

 

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大本山知恩寺でのブック・ギフトin Kansaiの授与式

第3回浄土宗平和賞、海外の教育支援事業を推進する「テラ・ネット」が受賞

2011.06.10

平成23年6月6日 京都

新装なった和順会館の和順ホールにて、浄土宗平和協会の平成23年度総会にひき続き、第3回浄土宗平和賞の授賞式が行われた。今回は福岡教区嘉穂組真福寺の副住職・堀眞哲師が代表を務める「テラ・ネット(Terra Net)」が受賞、浄土宗平和協会総裁・浄土門主伊藤唯眞猊下より、賞状・額装彫金レリーフ並びに活動資金として副賞が手渡された。

テラ・ネットは、平成7年の阪神・淡路大震災でボランティア活動を行った佐賀県を中心とする僧侶が中心となって発足したもの。テラ・ネットの「テラ」は、ラテン語で地球、大地の意味、お寺のネットワークでもあり、地球のネットワークも意味し、日本とアジアの橋渡し役として、バングラデシュでの中学校建設などの支援を行ってきた。

授賞式で伊藤唯眞猊下は、「テラ・ネットが初期の目的に向かってますます発展していくことを期待している」と述べられると共に、支え合いの共生社会の実現の重要性を語られた。

 

浄土門主伊藤唯眞猊下から浄土宗平和賞を授与される堀眞哲師

宗教のるつぼ、エルサレムを行く(第6回スタディツアー)

2011.03.01

平成23年2月21日から8日間

宗教のるつぼともいわれるエルサレム、東ローマ帝国の首都で、今はイスラム教の聖地でもあるイスタンブールを訪れる第6回スタディーツアーを行いました。今回は、支援団体である「日本国際ボランティアセンター」、「パレスティナ子どものキャンペーン」が活動するエルサレムで、国際的な問題と化しているパレスティナ問題を現地で体感したことの他、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地で、それぞれの宗教が混在して活動、世界中からそれぞれの宗教の信者が集まる聖地エルサレム(イスラエルの首都)、イエス・キリストの生誕地、旧約聖書のユダの街、そしてパレスティナ自治区の町であるベツレヘムを回るとともに、帰路、黒海・地中海を結ぶボスフォラス海峡に面した歴史の町イスタンブール(トルコ)を観光しました。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の世界三大宗教の聖地であるエルサレムは、一方でパレスチナ民族問題で揺れ、いまも都市の間を民族を分かつ巨大な壁が存在します。イスラエルの空港は過敏なほどセキュリティも厳しく、緊張しました。パレスチナ自治区内の幼稚園を訪ねたり、現地の人たちと食事会をして状況を聞いたり、難民キャンプ(難民村)を訪問したりと、単一民族の日本人には実感できないところもありますが、宗教と民族対立という難しい問題を目の当たりにしました。

スタディーツアーの一場面

第3回ブックギフト in Tokyo、43名に希望図書を贈呈

2010.12.08

平成22年11月28日

私費留学生希望図書支援の第3回ブックギフト in Tokyoの授与式が、11月28日大本山増上寺大殿で行 われた。事業には東京都内の大学、専修学校19校から中国、台湾など4カ国43人の応募があり、授業など で欠席の学生をのぞき41人の私費留学生が、集まった。

大殿では、浄平協副総裁で、大本山光明寺法主の宮林昭彦台下から、日本の仏教についての話を聞き、 希望の本を受け取った。日本仏教の伝統儀礼に、感動する留学生の姿が目立った。

「ブックギフト」は、都内の大学に通う私費留学生の勉学に資するため、希望の図書1万円以内、4冊 までの図書を贈呈する活動。「日本に来て、もっとも感動したこと」をテーマに、日本語で小論文を寄せて 頂き、合計78冊の図書を贈呈した。授与式では、留学生を代表して台湾(中華民国)の胡雅凌さんが、宮林 台下から図書を受け取り、「今後の勉学の励みとしたい」とお礼の言葉を述べた。 来年は、東京での実施はもちろんのこと、関西地区でもこの事業を行えるよう準備を行っている。

 

増上寺大殿で宮林副総裁より希望図書を受け取る留学生